« 2008年6月22日 | トップページ | 2008年9月13日 »

2008年9月6日

2008/09/06

知事、隠れてやる必要あるんですか?

橋下知事が府の施設の様子を隠し撮りしていたという。
http://www.asahi.com/politics/update/0906/OSK200809060040.html

仕事ぶりを見るためだと言うが、なぜ隠れてやる必要があるんだろう?
「マンガばっかり」というが、マンガやアニメが日本のソフトパワーとして重要であることをご存知なのだろうか?
「視察するぞ」となったら当然相手もそのつもりでやるだろうからスパイを送って密かに調べさせた、ということなのだろうけど、同じ府の施設にトップ自らがそんな態度を取ることが良いとは思えない。

視察の場合だとどうしてもナマの姿を見ることができないとの思いは分るけれど、隠し撮りというのは犯罪者相手にすることではないのか?(どういう手法でやったのか分らないから詳しいことは分らないが)
フィットネスに行くといって抜き打ちで見に行ったり、そういう方法もあるだろうに、身内に対してそういうやり方をするのはなんともかなしいといわざるをえない。

本人はベストな方法を選択したと思っているのだろうけど、そりゃ4年くらいの任期だけ務める分にはそうだろう。でもずっとその組織で仕事をしていく人間の心にはいやーなものを刻んでしまうわけだ。児童文学という分野を扱う人にとってそれは相容れない種類の感情のように思う。むしろ警察とかそういう組織での闇の部分に切り込むのが知事のすべきことじゃないかと思うが、この人は強きを助け、弱きを挫いているように見える。

個人的な印象では、府庁組織は特に問題がある組織だとは思わない。ただ、時代背景と歴代知事の能力、そして議会に問題があったのだと思う。組織自体に問題があるのはいつまでたっても裏金が出てくる大阪市の方だ。
橋下知事はメディアへの露出が多いこともあり、それなりに人心を掌握し、空港問題に触れるなどタブーのない議論を仕掛けて組織に刺激を与えているのとは思うけれど、刺激を与えるのと身内を信用しないのとは全く異なる。そういったすれすれのやり方が一つ間違うと、自ら足をすくわれる結果になる危険性をはらんでいると感じる。(FBIのフーバーを連想してしまった)

また、教育に関連し、学力テストの成績を公表することを求めているが、単に点数の良し悪しをものさしとするのではなく(そんなことは誰だって出来る)より高い視点から、広い視野を持って、教育環境の改善や現場の支援、長期的な人づくりを考えて欲しい。周囲には専門家が沢山いるわけだし、そういう人達を活用してそういうことをやるのが知事の仕事だと思うからだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年6月22日 | トップページ | 2008年9月13日 »