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2008年4月16日

2008/04/16

知事、順番間違えてませんか?

橋下知事が記者会見して財政再建の基本姿勢を示した。

橋下知事、頭下げる 「880万人全員で我慢を」

とにかく切れるものは全部切ってしまえとばかりの財政再建案を出し、そこで出た言葉が「我慢してね」ということなわけだ。
ただ、本来ならそれは選挙の前に言っておくべきではなかったか?
「私が当選したら皆さんに我慢をしてもらいます」と。

公約では「予算を白紙に戻し、事業を徹底的に見直す」と言っているけれど、我慢してもらうとは言ってないのだから。
多くの府民はムダな事業を見直すのだと解釈しただろうし、それなら賛成、ということになっただろう。でも自分に直接の影響が及んでくるとは思わなかったのではないか?自分が我慢を強いられるとはよもや思わなかったのではないか?

市町村とのガチンコ対決がこれから始まるわけだが、府民への直接の影響について十分説明して納得を得なければ、投票した人を騙したということにだってなりかねないのではないだろうか。

東京では新銀行東京への追加融資を巡って石原知事が追求されたが、結局支援しなければもっと大変なことになる、という論理で押し切り、自らの責任を認めようとしなかった。橋下知事も同じように財政再建が必要だから我慢してもらうしかないんだと押し切りたいのだろう。

そういうやり方についての是非はともかくとしても、まだまだ橋下知事の財政再建後のビジョンは不明確だ。だからこそ使うカネを減らす、という体育会系的そろばん勘定に走るしかないのだろうと思う。なんだか、締め付けばかりで成功しなかった寛政の改革を思い出してしまう。

府県というのは国と市町村の中間にあって、住民と直接接することの少ない組織で、住民の感覚、生の声が届きにくいところだ。だからこそ「我慢してください」なんてことが平気で言えたりするわけだが、それは普段から住民と直接接している市町からすれば「冗談じゃない」ということになる。

誰かがいっていたが、財政危機の原因だって、リゾート法だのなんだので、使え使えと促した国の責任が大きいのだ。地方はそれに踊らされた面がある。なのに知事主催で府民が強制参加する我慢大会を開催するのはおかしい。

彼はそのエネルギーを、悪徳領主である国と対決することに費やすべきなのだ。道路特定財源とか年金とか防衛省とか、たくさん金を持ちながらろくでもないことばかりやっている、そんな国を攻撃して自らの手に財布を取り戻す、その戦いこそ必要なのだ。
お上には従順で、領民を絞ってばかりというのはあまり良い殿様のやることとは思えないがな。

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