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2007年5月22日

2007/05/22

石油危機とバイオエタノール

かつて石油危機が日本を襲った時、国を挙げて省エネが叫ばれ、その頃にさまざまな技術開発が進み、省エネは日本の得意分野となった。

一方、ブラジルやヨーロッパでは省エネとCO2削減の観点からバイオ燃料への移行が進んでいる。

日本の対応が資源の少ない宿命から生まれた「改善」による「縮み指向」のものだったのに対し、バイオ燃料への転換は世の中のシステムを変えてしまう、大きな変化だ。そこには国民や国土の性格が現れているようで面白い。

しかし今、日本がCO2排出量の削減割当を達成するためには、これまでの対応の延長では限界があるように思う。今こそ世の中のシステムを変えるような大きな変化が必要なのではないだろうか。
とはいえ、これまでの動きを見ていると、バイオ燃料一つとっても、外国でやっているからうちも、みたいな感じに見えてしまうし、行政や家庭や企業を変えるような大きなシステムの変化を実現しようという動きは見えて来ない。憲法を変えるとか、そっちのことには熱心なのに、である。

これにはやはり日本人の性格が影響しているのだろう。石油危機のような、外からの逃れようのない圧力が必要なのだろう。
そのためには自然界の変化という「逃れようのない圧力」を感じなければ始まらないのだが、家でも、電車でも、仕事場でもどっぷり空調に頼り切っているような生活ではそれさえ難しい。
自然界の変化は、人間が気がついた時にはもう遅い場合が少なくない。せめて花鳥風月を愛した日本人の感性を研ぎすませ、そこから大きな変化を起こしていきたいものだ。

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