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2007年5月7日

2007/05/07

行政の人事制度の問題点2

たまたま面白い記事を見つけたので紹介。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070308/264234/?ST=govtech

ここに書いてあることはまさにその通りだ。

日本ではホワイトカラーの労働生産性の低いことが問題らしいが、行政機関においてはそれが顕著だといっても良いのではないだろうか。
何も職員全員ががむしゃらに働かなければならないというわけではない。肝心なのは公務員の働き方として皮肉られることのある「三ない」を否定すれば良いだけのことだ。
「休まない」「遅刻しない」「働かない」
これが正しい公務員の姿だと揶揄されることがあるが、これを「良く休む」「残業しない」「良く働く」に変えれば良いのである。

「良く休む」については、病欠をくり返して給料だけもらっていたという泥棒職員もどこかにいたが、あれは例外で、実際のところ役所生活にどっぷり浸かっている職員ほど休暇を取らない。休んでもすることがないからだという。
だから土日の庁舎にはたいていの部屋で一人か二人は出勤し、部屋の照明がついてコピー機やらプリンタやらの電源が入る。だから庁舎の電力消費量を見れば、土日といえども平日とさほど変わらないほどの数字が上がってくる。
出勤している当の本人は上司の顔を見ることもなければ電話を受けることもなく、私服で気楽に仕事を片付けられると思っているのかも知れないが、全体としては税金の無駄遣いでなくて何であろう。
同じことが残業にもいえる。さっさと仕事を片付けて帰れば良いものを、なぜかは知らないが毎日のようにある程度の時間までぐずぐず残っている人がいる。本人はそれが正しいと思っているのかもしれないが、ほとんど毎日それをくり返しているのはやはりどこかおかしい。時間内に仕事を片付けるのが本来の姿なのだ。
とはいえ、偉い上司からいつどんな注文が出て対応を求められるか分らない部署ではさっさと帰りにくいのも事実だろう。偉い人にはそういう配慮も必要だ。

要は決められた時間内はしっかり仕事をし、それ以外の時は自分の時間を有意義に過ごせ、という単純なことにすぎない。けれどもそんなごく当たり前のことができない人がとても多い、というのが実情ではないだろうか。
そしてそんな道理が引っ込んでしまうような土壌を作っているのが、職員一人一人の適性や能力を見ない人事制度だと思う。その制度によって組織に振り回された人間は、結局自分の意志で立つことを放棄せざるを得なくなり、組織に依存し、言われたことだけやっていれば良いと考える人間になっていってしまうのである。

とはいえ、そんな受動的でやる気もあまりない職員といえども、上から言われたことは、どんなに面倒で鬱陶しくてもきちんとやるものである。もともと持っている能力は高く、そこが彼らの優れたところでもある。だから、要は人材を活用できていない、使い方がまずいという、そのことに尽きると思うのである。

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