« 2005年4月14日 | トップページ | 2005年4月16日 »

2005年4月15日

2005/04/15

中国の再発見

 日中関係が厳しい中、原因となっている相互理解の不足について考えてみた。
中国で今回のような騒動が起こる原因は反日教育にあるとされている。そういう社会の不満のはけ口を作ることで、自らへの批判をかわし、政権の安泰を図っていると説明されている。
しかし、それがすべてではなかろう。彼らが日本の本当の姿を知らないだけでなく、日本人も彼らについてほとんど知らないのではないか。
私は中国に行った事がないが、今や多くの人が仕事や観光で中国に足を運ぶ。けれどもあの急速な発展の元では、たった1年であらゆることが大きく変わり、「知っている」つもりが知らないことだらけになっているだろう。仕事では一般の人々のことまで分からないし、観光では表面的な事しか見えない。
だが、今はインターネットというものがあり、それを通じてリアルタイムに現地のことを知る事ができる。

 ほんの数年前まで、中国といえば人口は多く資源もあるがまだまだ貧しい発展途上国で、特にそれ以上の知識もなく、興味・関心もなかったのではないだろうか。学校で学んだのもそんな内容だった、今は違うのだが。
けれども多くの日本人はそこの認識が古いままに違いない。IT技術の普及が、先進国との格差をすでにほとんど埋めてしまっているのだ。違法コピーがあたりまえの中国では、普及の速度は特に速い。
ネットを使う人なら、一度は英語のサイトに触れた事があるだろう。英語がわからない人でも、英語ばかりのページに遭遇して面食らった事はあるだろうし、さまざまなネット企業がアメリカ出身であることから日常的に英語のサイトを活用している人も多いだろう。日本の外交はアメリカとどう付き合うかということしか考えておらず、他の国々はおまけ程度でしかないことから、国境のないネットにおいても、世界とは日本とアメリカのことだ、という意識を持っていておかしくない。黒船来航以来、我々はその連中のことしか頭になかったのである。

 再びネットに戻ろう。例えばYahoo!にアクセスし、下の部分を見てみる。すると他の国のサイトにアクセスできるようになっている。そこでさっそく中国をクリックすると、そこには中国語のYahoo!とし、4つのバージョンがあると案内している。その下の説明はとりあえず無視して、適当にその中を探検してみればよい。そこはもうリアルタイムの中国である。幸い、英語がわからなくても、中国語なら漢字が分かればなんとなく意味が分かる。

さて、中国に対するイメージはかなり変わったのではないだろうか。広大な国土、膨大な人口、多様な文化、どれをとっても日本人の感覚からすると桁違いの国である。
こんな中国という巨大な国の現状を我々はどれだけ知っているのか?言葉を知らなくてもなんとなく理解できるほど共通の文化を持つのに、どうしてこんなに無知なのか?その点については日本人にも問題がないとは言えまい。

 反日デモへの参加は、中国ではネットを通じて行われているという。しかしそれよりは、相互理解を深めるためにネットを活用していきたいものである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年4月14日 | トップページ | 2005年4月16日 »