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2005年4月4日

2005/04/04

キャリアとノンキャリア

 国の人事制度におけるキャリアとノンキャリアの処遇の違いが問題になることがある。
いくら頑張っても課長どまりのノンキャリアと、採用数年でそれと肩を並べ、追い抜いていくキャリアとでは、採用段階からその処遇が区別されていて、絶対に超えられない壁があるのだ。
将来の責務を見越して幹部を育てていくことは、それはそれで重要なことだろう。フランスなどその最たるものだ。
しかし右肩上がりの時代とは違い、今はかつてのように頭数だけそろえれば良いと言う時代ではない。時代が変われば当然求められる能力も違ってくるし、育てるといっても採用時の試験の成績だけで何十年も先の仕事を約束するなんて馬鹿げている。時代の変化に対応するため教育制度を変えたりしているのに、この世界ではいまだに戦後〜高度成長時代のシステムをそのまま受け継いでいる。
もちろん、全く手が加えられていないわけではなく、多少なりとも修正されている部分もある、しかしシステムの大枠自体は同じで、職員のほとんどは昔と変わらぬ世界に住んでいるといって良い。
少なくとも民間企業でのそれらのあり方が大きく変わっているのに比べると、あまりにも変化がなさ過ぎである。
もちろん、民間企業のやり方をそのまま当てはめるわけには行かないのは確かだが、それにしてもそれを言い訳にしているのかと言いたくなるぐらいである。
ただ、役所というところは何事も「運用」の世界であって、制度は変わらなくてもやり方次第で柔軟に対応できる部分はある。だがこれにはその組織ごとに大きな差があって、役所の中でも動きが早く、時代に対応して良い仕事をしているところから、全く非効率でどうしようもないところまで幅広い。
確かなのは、世間の関心が高く、注目され、厳しい目で見られるところほど良く、見られないところほど悪いということである。

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