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2005年3月31日

2005/03/31

プロ野球選手のしくみ

パリーグが開幕し、新しい球団の戦いが始まった。
最強軍団を擁するチームに対し、新球団は歴史的大敗をするなど、苦戦している。
戦力均衡を求めた新球団に対し、最強チームは選手獲得も球団の経営努力によるべきとして、反対している。
自分のチームを強くして、世界一にしたいということだそうだ。
確かに、自分の支持するチームが強いのは気持ちいい。しかしプレーする選手らはそれで満足だろうか?
資金力を使って選手を獲得し、国内では敵なし、米メジャーにも負けない最強チームができたとする。それは一方では戦力の独占ということでもあり、敵チームとの戦力不均衡ということでもある。
そうなれば、確かに常勝軍団ができ、ファン(野球ファンというより、そのチームだけを応援する人)も誇らしいかもしれない。しかし選手はどうだろう?
たいした戦力を持たないチームを相手に試合をすることが楽しいだろうか?
読売が強ければ松井秀喜は米メジャーに行かなかっただろうか?
海を渡った選手は皆、純粋にプレーで勝負という環境に身を置きたいから行ったのではないか?
勝って当たり前とか、負けて当たり前のチーム編成・環境で出来レースをするのではなく、本当に自分の実力が試される、純粋なガチンコ勝負の世界でプレーしたいから行ったはずである。
  ライブドアや西武などの問題では「会社はだれのもの」という問いがなされている。それに当てはめると「株主」は「球団オーナー」に、「社員」は「選手」、「顧客」は「ファン」ということになるだろう。そこで堀江流に言えば、球団は「オーナー価値」を高めなければならないということになる。
しかし会社と決定的に違うのは、社員にあたる「選手」の数が限られているということだろう。サッカーにあるレンタル移籍などのシステムがあるわけでもなく、貸し株とかLBOとかで買収するわけにも行かず、がんじからめである。
このままでは結局何も変わるまい。日本の球界が選手にとって魅力的にならなければ、優れた選手ほど海を渡ることになるだろう。
「市場ルール」にあたる「球界ルール」を公平に定めて運用し、「オーナー価値」を言うのはそれからである。

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カラ残業のしくみ

 カラ残業や手厚すぎる福利厚生が大阪市役所で明るみになっている。公務員について給料は安いが仕事は楽というイメージは一般的にあるだろうし、事実、そういう職場もある。一方で、毎日残業続きなのにほとんど残業代が払われないという職場もある。同じ役所の中でも部署が違えば天地ほどその勤務内容に差があるのが事実である。
企画系の部署の場合、自分の働きぶりがそのまま成果に直結するから、仕事の進め方がスマートであるか、よほどお気楽でない限り、どうしても仕事を優先して帰りが遅くなりがちである。反面、仕事の進め方が下手な人は、やたら残業ばかりしているということにもなる。
一方、事業系の部署の場合、実際に仕事をするのは仕事を受注した業者であり、基本的に無理のない事業実施計画をたてて仕事を進めるので、本来残業は発生しない仕組みになっている。
前者のような職場では、100%残業代を出すと、だらだら仕事をしている人が沢山給料をもらうことになり、不公平である。みんながだらだら居残ってしまうと、いくら残業代を用意しても足りなくなる。財政的に残業は悪なのだ。
そのため、ある一定量までは残業として認めるが、それを超えた分は認めないという運用を行ったりする。
ところが後者のような職場だと、基本的に残業は生じないが、それでも突発的に残業しなければならないこともあるため、一応それなりの予算は確保しておかなくてはならないし、実際に残業した場合、残業代は100%つく。
しかしその必要性が明確な分、正しい使い方をしていると言える。
以上が私の知る範囲の実態である。
しかし、もし前者のような職場で、特に居残る必要がなかったとすればどうだろう?
本来足りなくなるはずの残業代が余ってしまうことになる。
不要になったら返せば良い?
その通り。しかし一度獲得した予算は使い切るのが公務員の習性。なぜなら、また必要になったとき、再び予算を確保するのは非常に大変だから。その苦労を考えれば、余らせずに使い切ることで同じ予算を確保しようと考える。
そこで生まれたのがカラ残業、つまり、みんなで分けよう、ということである。

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